「潜入!大人のパーティー 」 - 今夜パーティーがあるんだけど、どう?
3行広告の「大人のパーティー」もしくは「大人の集まり」「大人の国際交流」 というような怪しい広告をスポーツ紙などで見かけて気になった私は、過去に 潜入してみた事がある。 とは言え、私はこう見えても石橋を叩いて渡るタイプの人間である。 良く言えば慎重派なのだが早い話がチキン野郎なのだ。(誰がチキン野郎やねん) 大人のパーティーとは簡単に言えばマンションの一室で数人の女性がいて、 チョメチョメができる訳である。 どちらにしろ本番ありなので裏風俗であり、非常にデンジャラスな雰囲気がある。 怖いのでまず電話を入れた。 1軒目。やる気無し店員の態度に行く気をなくす。 2軒目。対応が良すぎて裏を読んでしまう。(どないやねん) 3軒目。丁寧な対応に感動してここに決める。 と、いうかデータは3軒分しかなかったのでどれかに決めねばならなかったが、 「今はお客が数人いるので30分あとにしてくれ」という事だった。 OK。わかったよ、兄さん。いくらでも待つよ。 だって客がいるってことだけでおいらは一安心だもの。 入り口で金を払う。90分で2万円だった。 時間内なら連射OKだそうだ。説明の最後にホスト風店員がささやいた。 「コロンビアの女がひとりいるけど、アイツなら生でやっちゃってイイよ」 この時の店員の悪魔的な笑顔はいまでも忘れることができない。 部屋に入ると女性は全部で3人いた。(コロンビア含む) 皆でコタツを囲んでおり、客はひとりのサラリーマン風がいた。 皆が見ていたのは裏ビデオだった。なんと、愛染恭子VSトレーシーではないか! いくらなんでも古いだろう。うおっ。ここにいる女も古いぞ、おい! 目に入った女は駅の売店からそのまま連れてきたようなオバちゃんだ。 もう1人は20代前半だと思うが痩せすぎだ。それにしても水分がなさすぎる。 霧吹きをかけたいくらいだ。 一方コロンビア人。。。 若そうだがずっと電話で話し込んでいる。(もちろん日本語ではない) どうやら私はまた、どえらい場所に迷い込んだようだ。 先客のサラリーマンは速攻で痩せ過ぎを奥に誘いこんだ。 コロンビアは泣きそうな顔で電話を握りしめている。 オバちゃんが私の体を肘でツンツンした。 「私たちも行こうよ」 どこへ? そう言いたかったが、言える訳もない。諦めてオバさんとプレイルームへ行きました。 そこはカーテンだけで仕切られていて隣の声が丸聞こえである。 カーテンの仕切りの向こうで他人がセックスしているのだ。ちょっと興奮だ。 しかし起たず。。。。 「大きくならないわねぇ。若いのにねぇ」 「すいません」 なぜワシが謝らねばならんのだ。悪いのはむしろお前だ。誰がアンパンマンで 勃起するというのだ貴様!トトロみたいな体しやがって!ワイルドターキーの瓶かお前は! その間に隣のサラリーマンが挿入に成功したようだ。 ぱんぱんぱん。「いくっ」←サラリーマンの声 ええッ?もうッスか?いくら何でも早過ぎるよメガネ! 10回もピストンしてないんじゃないの? それにしても他人のセックスが手に取るように分かる環境はどうなんだ? それはさておき、あのサラリーマン…。 よし。お前の事は今日からスーパー早漏マシン1号と呼ぼう。 ぷちEDになってしまった私は居間に戻ってきた。 コロンビアはまだ電話中だ。仕事しろや、お前。そんな態度は日本社会では通用せんぞ。 痩せ過ぎと早漏1号が戻ると、痩せ過ぎが何やらアンパンマンに耳打ちした。 「きゃーっはっはっは」 ふたりは声を上げて笑った。 …。1号よきっとお前の早漏ぶりをふたりで笑っているのだぞ。何を平然としているのだ。 裏ビデにくぎ付けってる場合か、貴様。キレろ!ここはキレて良い場面だ。 それでもそのあと1号はアンパンマンを誘い奥へと消えた。やるな1号!強いぞ1号! アンタ、セックスマシーンでもあるのだな…。 それに続いて私も痩せ過ぎとプレイルームに向かった。(こいつしかおらんもん) 私たちが向かったのは1号が入った5、6分あとくらいだろうか? それなのに廊下で帰ってきた1号&アンパンマンとすれ違ったのである。 もう終わったのかい?スーパー早漏マシン1号よ。アンパンマンすら秒殺か? ふぅ。。。。 もうどうでもいいです…。 痩せ過ぎとは何とかできました。脱いでも骨ばっかでした。 ピストンする度に恥骨だかなんだかわかんないのが当たって痛かったです。 結局コロンビアは私が帰るまでずっと電話し続けていて店員の「生」発言の 真偽は定かではありませんが、どちらにしろ私には裏風俗のコロンビアと生で いたす勇気は持ち合わせていません。 なんと言っても私はチキン野郎ですからね。。。 (完) |